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本と酒と怠惰

十一

黙ったままだと、いろいろ勘違いされたままだろうから、この際はっきりさせておく。

わたしはわたし以外の何物でもなく、まあ、敢えて性自認を言うならば中性。女性であり、女性でない。男性であり、男性でない。どちらに所属することもできず、ふわふわりと漂う、それはクラゲのように、透明な存在なのかもしれない。曖昧なもの。普通でないもの。普通、って、なあに。わからない。けれど、他の人とは確実に違うのだと意識して生きてきた。誰にも言えなかった。どこにも居場所がないような、孤独で、ひとりぽっちで、寂しい寂しいと喚き続ける惨めさよ。そういう醜い存在なのです、わたしは僕は。一人称は記号にしかすぎない。

遡ること十数年。女の子が恋話に盛り上がる中へ入っていけなかった。まるで、除け者にされているような、もちろん彼女らに悪意はなく、それでも独りきりなのだと否応なく突きつけられた。かといって、男の子に混じって駆けまわることもできず。子供は残酷だ。属する場所を求めてくる、必要以上に。

これが、どれくらいあなたに通じるか。わからないから、とても不安だけれども、せめて気持ちが悪いと思うのは心の中だけにしておいてほしい。変わらないお付き合いをお願いしたい。質問などあればツイッターやコメントにて、ご自由に。どんな中傷も慣れているから大丈夫よ。