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本と酒と怠惰

十三

久々に、服を買いに行くぞと決意をして出かける。目的のものは見つからなかったけれど、そうでないものが手に入った。リアルファーのついたコートと、深緑色のセーター。ご機嫌のまま比較的調子が良いまま帰宅したのにつらい。昨日からウィスキーが切れている。紛らすものがなにもないので少し多めに薬を飲んだ。なにも起こらない。酩酊感が恋しい。

しらたまにキャットタワーを買ったのだけれど自ら遊ぶことはせず。別なおもちゃで誘導して、ようやっと登る程度。高みの見物が好きなものとばかり思っていた。脱走して減っていた体重が戻る。それでも冬毛の所為で、ふっくらとしている。カメラを向けても怖がらないので積極的に撮りたいが、なかなか難しい。じっとしてくれない。

こうして猫について考えている間も、つらさは何処へも行かず、じっと隣に座っているかのよう。失くすことはできないのだから抱えているしかないのだけれど、その重さに何もかもを投げてしまいたくなる。