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本と酒と怠惰

三四

以前のお仕事がつらくなったのは、いつからだろう。
いつの日からか、孤独感を感じるようになった。あの、新学期で感じたのと同じ、周りとの馴染めなさ。馴染めているようで、実は仲間外れにされているのだという被害妄想。否、事実か?
プラス、技工士さんの独自のルールに合わせねば、というプレッシャー。無力感。
それらは積もり積もって、胃痛や頭痛、腹痛をもたらした。飲んでも飲んでも、増やしても増やしても効かないお薬。苛立ち。焦り。
お相手さんが、言った。⚪︎⚪︎はがんばってるよ、大丈夫。家族みんなが知ってる。涙が出た。こんな優しい家族に出会えてよかった。
それから、数日して辞めた。カウンセリングの先生も、十分にがんばったよ、と褒めてくれた。安堵。見てくれている人はいるのだという安心感。
私は恵まれている。まだ、やれる。