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本と酒と怠惰

四六

お犬様が亡くなって、2週間とすこし。お相手さんのお母さまもお相手さんも、徐々に立ち直りつつあるものの、完全ではない。私もだ。
経済的に、かなり厳しい状態。
私の場合は、日数は多いが勤務時間のすくなさでたいして稼げない。お相手さんは決まっても、すぐにやめてしまい、また探し始めるのだけれどなかなかうまくはいかない。あなたのペースでがんばってね、と口では言いつつ本心は、早く定職に就いて、結婚して、法的にも認められた夫婦になりたい。
近くの植物園の桜やその他諸々のお花が見頃らしいので次のおやすみにでも行きたい次第。たまにはお出かけして、気分転換しないと。家と職場、家と病院だけの往復ではいけない。お犬様が亡くなり、お散歩がなくなってしまったのだから。なにか、こう、たっぷりと外の空気を吸い、リフレッシュできることを見つけなければ。
あとは、予定は未定だけれども、友人の個展とモネ展とルノワール展へ行く予定。インプットインプット。
あのとき、俺が告白していなかったらどうしていたの?との質問を受けた。正直に、もう疲れていたから死んでいたかもしれない、と答えた。死なないで、と言われた。大丈夫、あなたが手を差し伸べてくれたから。もう、私なりに一生懸命生きるよ。かなしみやつらみが襲ってきても、きっとこの人と一緒なら乗り越えられる気がした。眠る前、うつらうつらとしながらそんなお話をした。
そんな彼はいま、大いびきをかいて横で寝ている。この瞬間は孤独だ。同時に寝顔を見ていると、おだやかな気分にもなれる。この人を守るためにも生きようと思う。